感想置き場

映画やアニメの感想を書いていきます(ネタバレあり)

英国王のスピーチ

英国王のスピーチ

英国王がスピーチのために吃音症を治療する話。おそらくノンフィクション。

吃音の人と出会ったことがないから、実際会った時にどう思うのか分からないけど、笑われる辛さは知っているので少なくとも馬鹿にするようなことはしたくないなと思いました。

こういう作品を見る度に思うのが、吃音(や、なにか問題を抱えている)人に対してどんな風に接したらいいんだろうってことです。私はだいたい、問題がある人と会ってもそれを無視してしまうので、そもそも話題にあげられないし深堀できないタイプです。親が病気になったって人がいても、全然親御さんの様子を聞くことが出来ないし大変だねって言うことも出来ない(うちの親は病気になってないので)。それって腫れ物扱いしてることになるのかな…。本人が話題にしたらちゃんと聞く気持ちはありますが、私は相手の立場になることは出来ず、気持ちを真に理解することは出来ないので、興味本位で聞いては行けない気がするんですよね。

 

精神的な病気っていうのは、人を信頼することで治るのではないかと考えました。精神的な病気はきつく叱られたことがあったり、人格を否定されたり、そういう他人とのトラブルによっておこるけども、それを治せるのも他人なのだと思うのです。よく精神病からの復帰に病気に理解のある配偶者や恋人が出てくるのも、それが効果的だからなのだと思います。なんにしても、最後スピーチを言い切ったときに、人種や階級を超えて、友人となるシーンがとても感動しました。